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G.15.2 メンバー荷重

3つのタイプのメンバー荷重を、構造物のメンバーに直接作用させることができます。これらの荷重は、一様分布荷重、集中荷重、および(台形荷重を含む)線形に変化する荷重です。

均一荷重は、メンバーの全長さ、または一部の長さに作用します。集中荷重は、任意の中間点に作用します。線形に変化する荷重は、メンバーの全長さに渡って作用します。台形的に線形変化する荷重は、メンバーの全長さ、または一部の長さに作用します。台形荷重は、均一荷重といくつかの集中荷重に変換されます。

任意の数の荷重を、任意の独立な荷重条件にて、メンバーに作用するように設定することができます。メンバー荷重は、メンバー座標系、または全体座標系にて設定可能です。全体座標系で与えられた一様分布メンバー荷重は、メンバーの全長さ、または投影長さに沿って作用するように設定可能です。メンバー荷重の設定時にメンバーと全体座標系の関係を見るためには、「G.4.1 全体座標系」を参照してください。正の力は、ケースに応じてローカル、またはグローバル座標の正の方向に作用します。

等分布モーメントは、テーパー部材に適用されない場合があります。曲りメンバーには、全長にわたる均一荷重のみを使用できます。

A)線形荷重、B)集中荷重、C)線形荷重、D)台形荷重、E)三角(線形)荷重、およびE)均一荷重のメンバー荷重構成